【はじめてのベビーチェア】ストッケの「クリック」使用レポ!(生後6ヶ月購入〜3歳卒業まで)

この記事を書いた人
美容好きのママライター
布施朋美
赤ちゃんが5〜6ヶ月ではじまる離乳食。その準備は思いの外大変で、離乳食そのものの作り方・与え方の情報収集に加え、食器、エプロン、フーディングスプーンなどのグッズも必要です。
中でも、大きな買い物であるハイチェアは種類が多くて!
メーカーによりデザインや特徴が様々で、調べる程に迷走した方も多いのではないでしょうか。筆者もそんな新米ママのひとりです。
この記事では、筆者が先輩ママに聞いたベビーチェア情報・選び方と、実際に購入したストッケのハイチェア「クリック」を娘が6ヶ月〜10ヶ月現在まで使ってみてのレポートをお届けします!
3人の先輩ママに聞いてみた
6ヶ月から離乳食の開始を決め、娘が5ヶ月の頃からハイチェアのリサーチをはじめました。
でも、調べるほどに迷うばかりで、候補のチェアを絞り込むことができません。そこで、頼れる先輩ママに『選んだ椅子と、その後の感想』を聞いてみることに。
先輩ママのおすすめ① ビヨンドジュニア
一番に聞いたのは、娘より半年早く生まれたベビーを育てる先輩ママ。

彼女が選んだのは、ビヨンドジュニアのハイチェア。
足がつくこと、椅子としての安定性や手入れのしやすさなどから、これに決めたそう。そして実際の感想はこちら。
【ビヨンドジュニア】先輩ママレビュー
◎ 手入れしやすさ100点
◯ 椅子の高さ調整しやすい
◯ 5点式ハーネスの安心感
◯コスパ
△ 想像よりデザインごつい
△ 〜8ヶ月まで足ぶらぶら
△ ベルトするまでに暴れると危ない
また、足を入れる部分が2箇所に分かれていないので、座らせやすいのも気に入っているそう。
先輩ママのおすすめ② ストッケ / トリップトラップ
次に聞いたのは、4歳と2歳ママである筆者の妹。妹はストッケのトリップトラップ愛用者です。

必須アイテムすぎて、よく行く実家にも1台置いているほど。
また、4歳の甥は、ずっと使っている自分の椅子に愛着をもっているそう。
【トリップトラップ】先輩ママレビュー
◎細かく高さ調整可
◯カラバリ豊富
◯作りがシンプルで掃除しやすい
◯安定感抜群(子ども立ったり、思わぬ行動をしても倒れない)
◯赤ちゃん〜大人まで使える
ちなみに、nice and warmの宮城編集長もインテリアショップ勤務の時代、トリップトラップをお客様にすすめることが多かったそう。
聞くと、インテリア目線でも北欧テイストがかわいく、カラー展開が豊富なのでお家の雰囲気に合わせやすいんだとか。
先輩ママのおすすめ③ ママが気に入るチェアが一番!?
最後に聞いたのは、元同僚の先輩ママ(息子くん5歳)。
彼女のアドバイスは意外で「極論だけど、ママが気に入るもの、ダイニングにあるとテンション上がる椅子を買って!」とのこと。
理由は、ベビーチェアは5年間は使う。しかも、食事風景を撮影することも多いし、毎日目に入るから見た目重視で選ぶのも全然あり!
ハイチェアは多種多様すぎて、こだわりだすとキリがないけれど、一般的に売られているものはある程度の安全性や使い勝手を考えて設計されているはず。最後は好みで選ぶのが一番だよ、と。
このアドバイスで、調べすぎて欲張りになっていた思考を整理でき、候補を絞り込むことができました。
悩んだ末、ストッケのクリックに決定!
先輩ママたちのアドバイスのもと、わが家の最終候補に残ったのはサイベックスのレモチェア(デザインが好み)、STOKKEのトリップトラップ(周りに愛用者多い)そして、クリックでした。

クリックを選んだ理由
夫にも相談し、デザインや機能性、価格もふまえてクリックのホワイトをお迎えすることに。その理由は大きく3つ。
使用期間は幼児期のみ(わが家の場合)
トリップトラップのように、大人まで使える仕様は魅力的。でも、夫と話し「わが家のダイニングは椅子が揃っている方が好み」という結論に。
学習机用の椅子になる? と思うも、その時に机と椅子をセットで選ぶ可能性もあるし、未来のことまで考えるのはやめることに。幼児期のみ使う前提で探すことにしました。
クリックは、3歳までしか使えないため機能はミニマムですが、お値段も抑えめ。わが家のニーズにぴったりだったのです。
全部セットの椅子がいい
調べるとオプションでカスタマイズできるハイチェアが多く、初心者には、結局何と何が必要なのかわからないことも。
そこで「ハイチェアを買えば完結、追加購入の必要なし」タイプを選びました。ちなみに、ビヨンドジュニアもこのタイプなんだそう。
デザインが好み♡

クリックの決め手は、なんと言ってもシンプルなデザイン。わが家はホワイトを選びましたが、コーラル、グリーン、ブラックなどおしゃれな色味が揃っています。
「脚も白がいいけど妥協…」とリサーチ中は思っていたものの、届いてみたらナチュラルなウッドカラーがお家に馴染んでいい感じ。気に入っています!
組み立てが超〜簡単!
クリックの一番の推しポイントは、組み立ての簡単さです。

まず、箱の時点でコンパクト。
クリックの箱は、女性でも無理なく片手で持ち運べるサイズ感・重さです。

箱を開けると、パーツの少なさにびっくり!
ホームページに「組立は工具いらずでわずか1分!」とあり、そんなに早くできないでしょw と思っていたけれど、本当に1分でできるかも。

組み立てが苦手な筆者ですが、迷う余地もなく、4本の脚をカチッ! とはめて足置き(フットレスト)とハーネスを設置するだけの簡単仕様。
組立てる時のカチッ!という音が商品名「クリック」の由来だと想像できるくらい、リズミカルに脚が本体にはまります♩
説明書を読んでも3分あれば完成。娘が遊んでいる間に作ることができました(拍手)!
中月齢期は、無印のBOXで足元調整
先輩ママ達も言っていましたが、ハイチェアは一般的に離乳食をはじめる頃の赤ちゃんの足はつかないよう。

6ヶ月の娘も足がぶら〜ん!!
足の裏がつかないと集中できなかったり、姿勢の悪さにつながると聞いたので、緊急措置。

無印良品のポリプロピレンメイクボックスを裏返し、養生テープで固定してみたら、ちょうど良かったのでご紹介します。
生後6ヶ月〜
無印の「ポリプロピレンメイクボックス1/2」を置くと足がぴったり。

やっと腰がすわった位の時期でしたが、足の裏を置ける方が安定して座っているように見えました。

ボックスは、足置きにぐるっと2周くらいテープで巻きつけているだけ。
取り外しが簡単になるよう、養生テープを使うのがポイントです。

背中には、おくるみ布をつめてあげたらさらに安定しました。
今回、クリック専用のクッションを「短期間しか使わないから」と、買わなかったのは少し後悔。あった方が初期から椅子にぴったり座れたかもしれないと思いました。
生後8ヶ月〜
無印ボックスの1/2サイズで足元に余裕ができてきたので、1/4サイズのボックスにチェンジ!

収納に使っていた無印のボックスがこんなところで役に立つなんて!
足の高さが調整できれば、本でも空き箱でも、何でも代用できると思います。でも、このボックスは底面がフラットなので拭き掃除しやすく、半透明なのでインテリアを邪魔しにくい点でおすすめです。
生後10ヶ月〜
やっと、ボックスの補助なしで足がつくように!!

他のチェアを使う先輩ママも10ヶ月前後で足がついたと言っていたので、身長70cmがハイチェアの足元を一番高くして足がつく目安なのかもしれません。
ちなみにクリックの足置きの高さは2パターンのみ。

足置きを下げるタイミングでも、必要に応じて無印ボックスで調整しようと思っています。
※赤ちゃんの成長は個人差が大きいので、身長・体重を参考にご覧ください。
実際に使ってみて
クリックを使って4ヶ月。組み立ては簡単でしたが、脚もトレーもはずれないし、椅子自体に安定感もあり不満なく使えています。
娘も「ごはんを食べる椅子」と認識している様子です。
メリット① 軽い!
クリックは軽いので、右手で娘を抱っこしながら、左手でクリックを動かすのも余裕です。
どっしりした椅子には違う良さがありそうですが、筆者にとっては軽さ=扱いやすさにつながりました。
メリット② 汚れを拭き取りやすい
最近、手づかみ食べをはじめた娘は、こぼすし、ごはんがついた手で椅子を触りまくり……椅子もトレーもベッタベタに(涙)。

でも、クリックは汚れをはじくような素材。ウェットティッシュや濡れ布巾でサッと拭けばきれいになるので掃除が楽です。(同じ食材を落としても、床掃除の方が手間でストレス)
ちなみに、トレイ部分は食洗機にも対応しているそう。
メリット③ ロボット掃除機も脚の間をするり
わが家では、Eufyというロボット掃除機を使っているのですが、ハイチェアの脚の間をすり抜けて掃除してくれます。
購入時、ロボット掃除機のことまで考えていなかったものの、もし脚の間に詰まったら、地味に不便だったなぁと。
デメリット
あえてマイナスポイントをお伝えするなら、椅子の脚が放射線状に伸びていることでしょうか。
いつもの感覚で部屋を歩くと、斜めに伸びた脚が視界に入らず、つまずきそうになることも。除々に慣れますが、購入初期はご注意ください。
まとめ
食べるの大好きな娘は、最近ではクリックに座らせると「ごはんの時間」とわかるらしく、座ったまま飛び跳ねて喜びます。

また、食事風景は愛らしくてかわいくて、私のカメラロールには先輩ママの言う通りハイチェアが写った写真がたくさん。
他のチェアを使う機会があれば、こっちの方がいい! と思うのかもしれませんが、今のところ見た目と機能の両面でクリックに満足しています。
▽▽ここからは追記▽▽
クリック、卒業まで(2026年6月追記)
この記事を公開したのは、娘が10ヶ月のころ。月日が経つのは早いもので、この記事を追記している2026年の6月現在、娘はあと数ヶ月で4歳になります。
ここからは、ストッケのクリックを娘の身長が約95cmになる3歳4ヶ月まで使った過程を記録しておこうと思います。
1歳1ヶ月
足置きに足が完全について、安定感をもって座れるようになりました。

ハーネスと呼ばれるベルト部分は、食事をこぼすので何度か洗濯しましたが、トレーは基本、つけっぱなしでした。トレー自体が汚れをはじいてくれる素材のため、拭き掃除のみできれいになり、取り外して洗いたい! となることは一度もなし。
とはいえ、トレーと椅子の接合部分にいつの間にか汁物の残骸など汚れが溜まるため、余裕があるときに取り外して拭き掃除していました。
1歳6ヶ月
写真を撮られるのがお気に召さなかったようで、急にのけぞり驚いた1枚です…(^^;)
このくらい全力でのけぞっても、椅子の脚が放射線状に伸びているためバランスが保たれ、椅子自体が倒れないのは安心でした。

……が、こんなにのけぞると背筋が凍りますので、我が家ではこの頃から気づくと使用頻度が落ちていましたが(大反省)……やはりハーネスは大事。
ちなみに3年使って、椅子から落下したり、危険と感じたことはありませんでした。(椅子の上に子どもが立ってしまっても、椅子自体が倒れることはありませんでした。でも、椅子に高さがあるため、子ども本人がバランスをくずすと落下する可能性はあるのでお気をつけください。)
1歳11ヶ月
膝を曲げる余裕もでてきました!

しかし、クリックの足置きを下向きに回転させてみたところ、足がつかずぶら〜んとしてしまったので、元に戻しました。
2歳7ヶ月
もう少し背が伸びてきたら、足置きを回転させようと思いながら、前の写真から月日は過ぎ……写真を見返すと、足元にめちゃくちゃ余裕があります。

完全に、足置きを回転させるのを忘れておりました(爆)。
余裕がありすぎて娘は足を重ねております……が、母は足元に気づかず、日々せっせとごはんを食べてもらうことを考えていたのでした。
2歳9ヶ月
やっと足元を回転させてみたら、すでにぴったり! 娘よ、気づくのが遅くなってごめんね。

足もすらっと伸びてきて、赤ちゃん体型ではなくなっています。この頃になると、高めの椅子に娘をだきあげて座らせるのも一苦労。
その後、娘が3歳4ヶ月(身長96cm、体重15kg強)までストッケを使っていました。身長が100cmに近づくと、足元が窮屈になってきたのでストッケ卒業を決めました。
メルカリで次の方へお譲り
3年弱のお役目を終えた我が家のストッケ。特に「きれいに使う」意識をした訳ではありませんが、ぱっと見きれいな状態を保つことができて大満足。でも、よ〜く見ると細かい傷など使用感はしっかりと詰まった状態ではありました。
お譲りできるベイビーも周りにおらず、捨てるには惜しいと思える状態だったので、メルカリで売ってみることに。
箱は捨てていましたが、保証書や細かいパーツは全て保管してあったので、出品すると約2日で5000円ちょっとでご購入いただくことができました。
送料と手数料を引いても、手元に3000円くらい残ったのは予想外の喜び! 次のご家庭でも、ストッケと共にたくさんの思い出が生まれると思うと、ほっこりしました。
選んで正解! 約3年使ったストッケを振り返って
思い返すと3年はあっという間で、乳幼児グッズあるあるですが「もう使えなくなったのか!」と正直思いました。もしかすると、購入前の選択肢にあった赤ちゃんから大人まで使えるトリップトラップなら、買い替えの手間がなかったかも……とも思いました。
しかし、我が家の場合は3歳までしか使えないストッケを選んで正解でした。
我が家はリビング・ダイニング仕様なのですが、リビングの子どもの遊びスペースがどんどんダイニングにも侵食。そのため、来客用の椅子を処分、ソファ位置の変更、何度も追加されるおもちゃ棚など、3年の間、何度も家の配置を変更しました。
これは、第一子で子育てがはじめての私にとって、ベビーチェアを購入したおすわり練習中の時期(走り回る時期に比べ、行動範囲・活動量が圧倒的に少ない)には予想もできなかったこと。
今では、安全第一に大量のおもちゃをどうにか収納しつつ、大きめだけど体力消耗系アイテムも置きたい……と、今の家に引っ越して来た時に描いた「素敵なインテリア」は、無期限保留中の状態。
トリップトラップは、”現在の”我が家のダイニングには少し大きいと思われるため、今置ける椅子を改めて選べたのは良かったです。
最後に、この記事を書くために過去の写真を遡ったら、ストッケのベビーチェアに座った食事写真が本当にたくさんあり、写真選びにいつもの10倍かかったのは言うまでもありません。本記事の冒頭に、先輩ママに「たくさん写真を撮るから、見た目重視で選ぶのもあり!」とアドバイスされたと書きましたが、改めてその通りだと思いました。
4歳になる今でも食事はまだまだ大変ですが、娘が成長した後、ストッケと共に過ごした時間は、思い出すだけで愛おしい瞬間の連続なんだろうと思います。
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