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暮らすように楽しむパリ旅行。マレ地区のひとりさんぽで見つけた飾らない日常

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# 海外旅行

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暮らすように楽しむパリ旅行。マレ地区のひとりさんぽで見つけた飾らない日常

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旅好きママライター

natsumi

6年半ぶりのパリ。かつて暮らしていた大好きな街へ、今回は旅行で訪れました。

娘を夫に見ていてもらい、久しぶりにひとりでパリの街を歩くことに。観光スポットをいくつも巡るのではなく、ふらっと気になったブーランジェリー(パン屋)に入ったり、公園でのんびりしたり。パリジェンヌ気分でゆったり過ごした一日と、そのなかで気づいたパリの人たちならではの余暇の過ごし方をお届けします。

地元の賑わいに誘われブーランジェリーへ。フランス語の会話に心が和む時間

暮らすように楽しむパリ旅行。マレ地区のひとりさんぽ

以前パリに住んでいたときにもよく通っていた、マレ地区から散策をスタート。訪れたのは4月下旬のよく晴れた日で、気温もちょうどよく、まさに散策日和でした。

暮らすように楽しむパリ旅行。マレ地区の地元民で賑わう「Boulangerie Nicolas Flamel

白を基調とした中世の面影が残る通りを歩いていたら、地元民で賑わう「Boulangerie Nicolas Flamel」を発見。店内も人で溢れていて、おいしそうなパンが数多く並んでいました。

久しぶりのフランス語での会話に緊張しながらも、ホットサンドの「クロックベジ」を注文。明らかに拙いフランス語だったと思いますが、店員さんは嫌な顔一つせず、地元民と同じようにスマートに対応してくれました。

他国では、現地語がおぼつかないとすぐ英語に切り替えられてしまい落ち込むこともあった一方で、パリではほとんどそういった経験がありません。

パリの人は冷たいという声も聞くけれど、フランス語を喋ろうとする=リスペクトを示していると受け取られるのか、観光客扱いせず接してくれる印象があります。この姿勢こそが、私がパリを好きな理由の一つです。

パンもしっかり温めてくれて、お会計時には「ありがとう、良い一日を!」「あなたもね!」と自然な流れで挨拶を交わしました。フランスはお店に入るときも挨拶をするのがマナーですが、こうしたちょっとしたやりとりだけでも、じわっと心が温かくなります。

公園でホットサンドランチ。スマホを閉じて見つめるパリジェンヌの日常

暮らすように楽しむパリ旅行。マレ地区の公園「Square du Temple」でランチタイム

ブーランジェリーから少し歩いた先に見えてきた公園「Square du Temple」でランチタイム。ベンチに座って、さっき購入したホットサンドをいただきます。ちょうどお昼時ということもあり、まわりのベンチも仕事の昼休憩中の地元民らしき人たちでいっぱいでした。

暮らすように楽しむパリ旅行。マレ地区の公園「Square du Temple」

両隣のベンチでは、おひとりさまパリジェンヌがそれぞれランチ中。ふたりとも色鮮やかなサラダとパスタを家から持参していたようでした。パリジェンヌのリアルなランチ事情を垣間見れた気がしました。

青空の下、そよ風に吹かれながら目の前のホットサンドと人間観察に集中するひととき。普段はついスマホを見てしまいますが、たまには今この瞬間の空気感に没頭したくて、自然とスマホは閉じていました。

両隣のふたりもスマホを開くことなく、何か物思いにふけるような表情をしながらも、ただ食べることに集中していたのが印象的です。

敷地内には子ども専用の遊び場もあり、子どもたちの笑い声が聞こえてきて、平和な時間が流れていました。

老舗カフェ「Carette」のモンブランをテイクアウト。ヴォージュ広場でピクニック

暮らすように楽しむパリ旅行。マレ地区のカフェ「Carette」

ホットサンドが顔の大きさくらいあり満腹になったので、今日の目的地「ヴォージュ広場」を目指して歩くこと15分。

広場の目の前にあるカフェ「Carette」に吸い寄せられました。ショーケースには数々のおいしそうなケーキたちが並んでいます。デザートは別腹ということで、モンブランをテイクアウト。観光客にも人気のカフェのため英語対応も問題ないようでしたが、ここの店員さんもフランス語で対等に接してくれてほっとしました。

暮らすように楽しむパリ旅行。パリ最古の広場「ヴォージュ広場」

広場に移動してピクニック。ヴォージュ広場は17世紀につくられたパリ最古の広場で、地元民にも親しまれています。

パリではレジャーシートを使っている人をほとんど見たことがなく、ヴォージュ広場でもみんな芝生に直接座ったり寝転んだりしていました。せっかくなので、私も直接芝生に座ることに。平日といってもフランスのバカンスシーズンだったようで、たくさんの人で賑わっていました。

暮らすように楽しむパリ旅行。マレ地区のカフェ「Carette」のモンブラン

モンブランは滑らかなドーム型に丸ごと1粒の栗が乗った美しい逸品です。サクサクのクッキー生地を土台に、濃厚なマロンクリームと生クリームが詰まっています。栗本来の風味が豊かで甘すぎず、上品な味わいでした。

周りを見渡すと、カップルやファミリー、おひとりさまなど、色々な人たちが思い思いの時間を過ごしていました。隣のファミリーは赤ちゃんがベビーカーでお昼寝している間に、カットボードにチーズを並べ、バゲットと赤ワインとともに優雅にお食事中。フランスは子どもがいても夫婦の時間も大事にすると聞いたことがありましたが、まさにこういうことかと納得しました。

普段、私自身も子どもと一緒にピクニックに行くことはあるものの、つい子ども優先で大人の食べ物は適当でいいやと思ってしまうことも多いのが現実。でもたまには、子どもがいても夫婦の時間を楽しむ工夫をしてみるのもいいなと思えました。

暮らすように楽しむパリ旅行。パリ最古の広場「ヴォージュ広場」

とあるパリジェンヌらしきおひとりさまは、芝生に座りながらずっと何か書き物をしていました。日本に住んでいると、何か書くために外へ行こうという感覚にはあまりならない気がしますが、パリでは公園で宿題をする学生など、書き物をする人をよく見かけます。

暮らすように楽しむパリ旅行。パリ最古の広場「ヴォージュ広場」

お母さんと来ていた5歳前後の兄妹は、芝生に画用紙を広げて黙々と塗り絵を楽しんでいました。こんな美しい景観に囲まれた広場があれば、そりゃ行きたくなるよなとも思いつつ、なるべく外に出てリフレッシュする習慣は私も真似したいと感じました。

パリの冬は寒さが厳しく天気が優れない日も少なくなく、春の訪れと太陽を心待ちにしているからこそ、外時間を楽しもうとする人が多いのかもしれません。

ひとりで歩いたマレ地区さんぽ。パリの日常に溶け込んで自分と向き合う時間

暮らすように楽しむパリ旅行。マレ地区のひとりさんぽ

名所をスタンプラリーのように巡る旅も楽しいけれど、誰にも気を遣わず、自分のペースで街や人と丁寧に向き合う時間は何より贅沢でした。

ひとりで歩いたからこそ、お店でのちょっとした会話に心を温め、周りの様子を深く観察し、現地の日常に溶け込みながら静かに思考を巡らせることができました。

日常から少しだけ離れて、自分自身と丁寧に対話したマレ地区のひととき。スマホを閉じて、今この瞬間の心地よさに身を委ねるパリジェンヌの姿、そして子どもがいても自分たちの時間を大切にする家族の姿は、私にたくさんの気づきをくれました。

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natsumi

千葉在住 | ライター | エディター | SNS運用 | 元旅行情報誌編集者 | 1児の母 | 35カ国周遊 | 旅行・おいしいものが好き

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