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家具購入!どこに予算をかける?機能上の分類で予算配分しよう

家具選びは本当に楽しい! 

私も憧れの生活を夢見て、あのブランドもいいなーこのブランドもいいなー 

と、インスタやおしゃれなWebサイトでたくさんの家具をみるのが大好きです。 

 

ただ、予算がふんだんにあればいいのですが、 

すべてを最上級で、かつ一度に揃えると、なかなかの大金が必要になってきます。 

 

コーディネーター時代、 

お部屋やおうち一軒分の家具一式をお客様にご提案するときは、 

お客様の総予算をどこにどのくらい配分するかをよく考えました。 

 

今回は、「心地よく過ごす」ということを第一目的とした場合の、 

家具の予算配分について、ざっくり解説していきます。 

 

住まう方の家族構成や、生活スタイルによって変動はあると思いますが、 

大枠の予算組みにお役立ていただけると思います。 

 

また、今回の考え方をもとに予算配分を多めに設定する家具は、 

お引っ越しの当日には揃っているとその日から暮らしやすくなるアイテムでもあります。 

 

予算はいくらでもあるぞ!という方も、 

購入の優先順位の参考にしていただけると嬉しいです。 

 

家具の2大分類を知ろう 

 

家具選び 

家具は大きく分けると 

「形態上」と「機能上」の2つに分類できます。 

 

形態上とは、イスやテーブルやベッドなど脚がついた家具のことを 

「脚物家具」と呼んだりする、見たまんまの分類です。 

 

そして、機能上の分類は、人間工学から見た家具の分類です。 

今回はこの、機能上の分類についてご説明してきます。 

 

なんだかちょっとややこしい話になってきたとお感じの方、大丈夫です! 

このあとのお話はとってもシンプルなものです。  

 家具の機能上の分類ってどういうもの? 

 

・人体系家具 (アーゴノミー系家具) 

イス・ソファ・ベッドなど人間の体に直接触れ、体を支えてくれる家具です。 

 

・準人体系家具(セミアーゴノミ系家具) 

ダイニングテーブル・デスク・カウンターなど 、

人がそこで作業したりする家具です。 

 

・建物系家具(シェルター系家具) 

本棚・チェスト・お洋服をしまうタンス・パーテーションなど、 

収納したり部屋を仕切ったりする家具です。 

 

はい!おおまかにはこれだけ覚えておけばOKです 

機能上の分類をもとに、大まかな予算配分をしよう 

 

家具のイメージ

前項でお話した3つに分類された家具に予算を割り振ります。 

また、予算ではなくて引っ越しの際に家具を揃える際の「緊急度」 

と考えても良いと思います。 

 

配分は下記のとおり。 

 

 人体系家具 ・・・イス・ソファ・ベッドなど 

 

 準人体系家具・・・ダイニングテーブル・デスク・カウンターなど 

 

 建物系家具・・・本棚・チェスト・お洋服をしまうタンス・パーテーションなど 

 

ざっくりですが、こんな感じです。 

  

すでにお察しかと思いますが、 

体に触れる機会や面積が多い物の方にしっかり予算をかけて機能や素材の良いものを選ぶと、 

心地よく過ごしやすくなります。 

 

ソファの座り心地や生地の肌触りイマイチだと・・・ 

ゆったり過ごせるはずのリビングがちょっと残念ですね。 

 

ダイニングチェアの座り心地が良くないと、 

食事中座面の不快さ気になったりしてしまいます。 

 

ちなみに、ダイニングチェア選びの参考記事も書いています。 

シートハイって何? -ダイニングチェア選びに役立つサイズの話- 

 

また、本棚などは耐久性が優れていてサイズが設置場所や収納物の量に合っていれば、 

(心地よいかという視点だけで言えば)素材や仕上げが何であれ、 

本を収納するという目的が果たせていれば使う分には問題ないはずです。 

 

ただし、見た目が好みかどうかによっても「心地よさ」というものは変動してしまいますので、

今回の場合は直接触れたときや使ったときの心地よさ、として捉えていただけると幸いです。 

 

機能上の分類の中でも、さらに予算を細分化して割り振る場合は? 

 

上記の分類の中でも、長時間過ごす可能性が高いところに 

予算を多めにもっていくと、お家での生活がより心地よくなると思います。 

 

例えば、ソファに座ってテレビを見ている時間が多ければソファに予算を多めに。 

家族でダイニングで食事したあと、食事が終わっても移動せずに 

そこで長くおしゃべりしているなら、 

ダイニングチェアに予算を多めに割くのがおすすめです。 

 

ベッドはすでに、皆様が重きを置いているアイテムかと思いますが、 

よく言う1日の1/3を過ごす場所ですから、予算の比重は高めでも良いと思います。 

まとめ

 

というわけで、 

「心地よく過ごす」ということを第一目的として家具を購入する場合の 

予算配分についてご説明してきました。 

 

ポイントは以下のとおり! 

 

・家具は「形態上」と「機能上」の2つに分類できる 

 

・機能上の分類をさらに分けると、 

 人体系家具 準人体系家具 建物系家具 の3つに分けられる 

 

・購入の際の予算比重は下記のように分けるのがおすすめ 

 【高】人体系家具→ 【中】準人体系家具→【低】建物系家具 

 

・更に細分化して予算を割り振る場合は、長く過ごす場所に予算比重を高くする 

 

 

以上です! 

 

ただ、高級ではなくても機能性もデザインも優れた家具もあります。 

 

高ければ良い、安ければ質が低いということはありませんので、 

「高級からいいはずだ」と盲目的にならず、 

じっくりとご自分に合った家具選びをしていただけると嬉しいです。 

 

皆様のお役にたてるよう、このメディアで家具選びのヒントになるコンテンツを 

どんどん増やしていきます! 

 

では、今日も心地よい暮らしを!

沖縄県出身|フリーランス|ライター|インテリアコーディネーター|フォトグラファー|好きなものはパンとコーヒー