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まるで自宅のような快適空間へ。オフィスづくりの新提案「THE MUSEUM」へ潜入

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ソーシャルインテリアのショールーム兼オフィス THE MUSEUM(ザ・ミュージアム)

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子供がいても脱生活感な暮らし

田宮有莉

コロナ禍以降、リモートワークを取り入れる企業が増えたことにより、仕事の拠点がオフィスから自宅へ変わり、在宅での仕事が日常になった方も多いかと思います。しかし最近では出社回帰の風潮もあり、リモートワークを活用しながら従業員のオフィス出社を推進する企業が増加している印象です。オフィスで働くことの価値を見直すフェーズに入ったと言えるでしょう。

「通勤時間というデメリットを乗り越え、従業員が積極的に出社したくなる職場にするために何をすれば良いのか?」と悩む経営者や企業の総務担当が多く、自宅と同じような、もしくは自宅を超える居心地の良さや作業効率が上がる仕事場を求めるニーズが年々高まっています。

家具・家電のセレクト型オンラインストアや、オフィスの構築支援サービスを展開する「株式会社ソーシャルインテリア」は、50ブランドが集まる共創型ショールーム「THE MUSEUM」を青山に構えています。オフィスインテリア導入のサポートのみならず、より快適なオフィスづくりを追求するためのこのスペースでは、一体どんな体験ができるのか……?編集長の宮城とライターの田宮が潜入してみました。

職場にも、付加価値のあるインテリアを。オフィスづくりの博物館「THE MUSEUM」とは

THE MUSEUMは、青山一丁目駅の近くにある「POLA青山ビルディング」9階のワンフロアを、複数のコンセプトエリアに分けて総合的にアレンジした共創型ショールームです。通常であれば別々のインテリアショップやショールームにて展示されている約50のブランドが、垣根を越えて同じ空間の中でコーディネートされています。

ショールームとしての機能を果たしつつ、実際にソーシャルインテリアの社員がワークスペースとして働いているというのも珍しいポイント。実際に社員が働く姿を見ることで、アイテムの魅力をリアルに感じることができます。「もしここが自分の職場だったら……」とイメージしやすい環境がそこにあります。

デスクやチェアといった家具はもちろん、内装や照明、AV機器、アートやアロマなど、特別なオフィス空間の演出を五感で体験できるのはTHE MUSEUMならではの魅力。

B to B向けの施設なので、顧客は主に企業の総務担当や会社経営者。博物館のようにフロアを巡りながら、ニーズに合ったオフィス作りについて実例を交えて提案してもらうことが可能なのです。

エントランスから始まるスタイリッシュなオフィス提案

館内の入り口に到着してまず目に入るのが、エントランスにある美しい石の装飾。
中にタブレットが埋め込まれており、来館登録などの操作を行います。スタイリッシュにカッティングされた1点もので、細部にも工夫を感じますよね。

壁面や床も拘り抜いた素材を使用しています。グレーを基調にした配色はインダストリアルかつモダンな印象。

入り口とフロア内は、多数の糸をアーチ状に垂らしたストリングカーテンで仕切られています。内外の繋がりは維持しつつ空間を緩やかに区切ることで、圧迫感なく洗練された雰囲気を造り出すことができるのです。

羊のオブジェも遊び心があって素敵!オフィス空間でのアート提案も可能

次世代オフィスを体験。家具だけではなく「音」で生み出す快適なワークスペース

打ち合わせや来客対応などで使用する、オフィスに必ず必要な「会議室」。THE MUSEUMのショールームでは吸音パネルが埋め込まれた壁を個室空間に導入しています。社外秘の商談や会議をする際など、他人に聞かれたくない話をするシーンにも重宝するので、近年はこうした吸音パネルへの需要が高まっています。

カラーバリエーションも豊富で内装のデザインに合う色が選べるのも嬉しいですよね。カッティングで模様が入った吸音パネルは、インテリアのアクセントにもなります。

一方、スピーチプライバシーシステムという「ノイズを味方に付ける音環境システム」も近年注目が高い画期的なシステムです。マスキング音を周囲に流すことで、漏れてくる会話の内容を一定遮断する効果があるのだそう。会議室にもおすすめのシステムですが、限られたオフィス空間でのオンラインミーティングなど、会話が気になるあらゆる場面で力を発揮します。THE MUSEUMでは実際に音の感じ方を体感することができますよ。

基本的には大掛かりな工事も必要なく、導入コストを抑えることができるのもメリットの一つです。

こちらの写真は一見普通の植木鉢に見えますが、中にサウンドが仕込まれています。THE MUSEUMではこのように空間に合わせて流す音楽を変えているそう。また、オフィス内を広くカバーするBGMも、時間帯によって異なるのだとか。

音楽でゆるく時間を区切ることで、働く人々がその時間に流れる空気感を感じ取り、集中したりリラックスできたりと様々な効果が期待されます。

オフィスのインテリアというと家具や照明などに注目しがちですが、このように耳から取り入れる情報も大切ですね。

トレンドをおさえた展示ラインナップ

インテリア好きであれば心が躍るテーブルランプの数々も展示されています。FLOSやAmbientec、ルイスポールセン、HAYなど、一見「家庭用」という印象がある商品も取り扱っていました。近年エントランスや応接室に導入する企業が増えているそうですよ。

かつてはインテリアというと自宅で楽しむイメージがありましたが、今ではオフィスにも「おしゃれさ」「スタイリッシュさ」が求められる傾向にあります。オフィスインテリアの概念が変わりつつあると感じました。

フリッツハンセンのエッグチェアが2脚並んでいる贅沢なレイアウトも……。まるでインテリアショップのような空間に目を奪われました。

チェアやローテーブルの近くにTHE CONRAN SHOPSやTHONETのアイテムが展示されているのはとてもレア。普通のショールームでは見ることができない組み合わせです。

異なるインテリアブランドの商品が同空間にレイアウトされていることで自社に導入する際も配置などのイメージがしやすい点、気に入った組み合わせがあれば複数のショールームをはしごする必要なく購入が可能な点は大きなメリットですね。

家具・家電のセレクト型オンラインストア「subsclife(サブスクライフ)」運営や、数々のオフィスコーディネートを手掛けた実績のある株式会社ソーシャルインテリアだからこそ成せる業だと感じました。

アーチ状の壁で緩く仕切られたこの空間は社員のカフェスペース(パントリー)として活用されています。作業の傍らコーヒーを飲んだり軽食を取るのも良し、社員同士のコミュニケーションスペースとして活用するのも素敵ですね。近年このような憩いの場をオフィス内に導入する企業も多いそうです。

時間帯によって漂う香りを変えられるアロマディフューザー

また、フロア内にアロマの香りが広がっているのも印象的でした。視覚、聴覚はもちろん、嗅覚にも訴える工夫とこだわりを感じます。

リアルなオフィス空間で見つける、”我が社”のベストチョイス

THE MUSEUMにはここでしか手に入らないオフィスのアイデアBOOKもあります。カラフルな表紙が目を引くリーフレットは、株式会社ソーシャルインテリアのスタッフによる手描きイラストを活用したもの。ひとつひとつが読み応えのある一冊で、オフィス作りのアイディアが詰まっています。

「コミュニケーションを高めるオフィスアイディア」「集中力を高めるオフィスアイディア」「成長を促進するオフィスアイディア」など、ニーズに合わせたレイアウトの参考例やイメージが載っています。読み物としてもワクワクする内容でつい集めたくなっちゃいます。

五感で最先端のインテリアやオフィスレイアウトを体験できるTHE MUSEUM。
気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね。

※THE MUSEUMは完全予約制のショールームです。
以下のリンクより詳細をご確認の上、専用の予約フォームよりお申込みください。

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田宮有莉

東京都在住/年子2児の母/ライター・監修ライター 北欧ナチュラルな家で暮らす/インテリア雑貨・ファッション好き 得意な執筆ジャンル:インテリア・住宅・不動産・家づくり・金融・ライフスタイル ⭐︎Instagramもぜひフォローしてください⭐︎

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