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つい集めたくなる!iittala & ARABIA | その魅力と人気シリーズ

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# 器 # 北欧

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子供がいても脱生活感な暮らし

田宮有莉

北欧を代表する食器ブランド、iittala(イッタラ)とARABIA(アラビア)。

Instagramやブログでも数多く紹介されているので、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。そのデザイン性の高さと使いやすさから長年不動の人気を誇っています。北欧らしいシンプルで美しい食器は、料理を引き立たせ食卓を明るく彩ってくれます。

かく言う私も少しずつお気に入りをコレクションしているファンの1人。

今回はiittalaとARABIAそれぞれの魅力と人気シリーズについてまとめてみました。

iittala (イッタラ)とARABIA(アラビア)、デザインの違いと特徴、おすすめポイント

iittala (イッタラ)とARABIA(アラビア)は同じグループ企業の北欧食器ブランドです。まずは、2つのブランドのルーツを紐解いてみましょう。

iittalaは1881年にフィンランド、イッタラ村に小さなガラス工場を建設したのが始まりです。一方ARABIAはスウェーデン陶器メーカー、ローストランド社の子会社として1873年にフィンランド、ヘルシンキ郊外のアラビア地区で創業しました。
その後1916年に独立し、現在はiittalaと同じグループのブランドとして生産を続けています。あまり知られてはいないのですが、この2つのブランドは発祥地が異なるのです。

続いてデザインの違いについて。iittalaは模様のない単色デザインが多いのに対し、ARABIAは大胆な柄や配色を使ったシリーズが多い印象です。また、ガラス工場が創業の始まりであるiittalaでは、カステヘルミやアイノ・アアルト等、ガラス製品も多く扱っていることが特徴です。

共通点は、どちらの食器も長い歴史を持ち世界中で愛されていることと、シンプルかつ実用的なデザインということです。
単体使いはもちろん、複数のシリーズを組み合わせて使っても食卓が華やかになるので、1つ買うと色違いや柄違いで揃えたくなる魅力があります。どんな料理も器に乗せるだけで食卓が華やかに……!
今日はどの食器を使おうかな?と、毎日の料理が楽しくなります。

次に、たくさんある品揃えの中でも、特に人気のシリーズとその魅力について紹介します。

丈夫で万能!カラバリ豊富で使い勝手の良い「ティーマ」

iittalaといえば「ティーマ」シリーズを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

洗練されたシンプルなデザインとカラーバリエーションの豊富さが魅力で、サイズや色の組み合わせ次第で、テーブルコーディネートの可能性が広がります。オーブン対応のため調理にも使うことができ、電子レンジや食洗機OKという点も魅力的です。

私はパールグレーとハニー、ブラウンの3色を持っています。
ちなみに、ティーマは廃盤になった商品も含めると20種類以上の色があるんですよ。

パールグレーとハニーのプレートは21cm。個人的にこのサイズが1番使いやすいと思っています。
朝食がパンの日はワンプレートにして使っています。他にもパスタ料理やメインのおかずをたくさん乗せたいときにも活躍します。

ブラウンはボウルタイプ。一見小さく見えますが、深さがあるので汁気のある料理や副菜を入れるのに丁度良いサイズです。2025年4月には新色としてパステルカラーもリリースされました。春夏シーズンにぴったりの優しい色味です。

繊細なガラス模様が美しい「カステヘルミ」

カステヘルミ」は私が1番最初に手に入れたiittalaの商品です。写真を見ると分かる通り、繊細なガラスの模様が本当に美しいのです。

フィンランド語で「露のしずく」を意味するカステヘルミ。ガラスの雫のような姿は唯一無二です。実はこのデザイン、製造過程で残った接合部を隠すためのアイディアから生まれたのだそう。氷の粒のようにも見えて、光に反射するとキラッと輝きます。普段使いはもちろん、特別な日にも活躍するので使うシーンを選びません。洋食器だけではなく、意外にも和食器とも相性が良いんですよ。

おすすめはボウル(230ml)。サラダやフルーツを入れるときに重宝しており、毎日使うほどのお気に入り。17cmのプレートはスイーツやケーキを乗せるのに丁度良いサイズ感で、来客時などに大活躍しています。カステヘルミはカラーバリエーションが豊富ですが、私はクリアを使っています。

Ittalaの中で最も長い歴史を誇る「アイノ・アアルト」

iittalaの中で最も古い歴史を誇るの1932年に誕生してから現在も発売されている「アイノ・アアルト」です。シリーズにその名を冠したデザイナーのアイノ・アアルトは、夫のアルヴァ・アアルトらと共に家具の販売などを手掛ける「アルテック」を設立したことでも知られています。

このシリーズは水の波紋からインスピレーションを得たリング状のデザインが特徴的で、シンプルながら洗練されたデザインは長く愛され続ける名品。私はクリアのボウルを持っています。波のようなデザインが美しいですよね……。積み重ねて収納できるので場所も取りません。

ちなみに、アイノ・アアルトもカラーバリエーション豊富です。春夏には涼しげなタンブラーも良いですね。

どんな料理もスタイリッシュに!テーブルコーデの主役「パラティッシ」

ARABIAといえば「パラティッシ」の絵柄を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。フィンランド語で「楽園」を意味する名前の通り、華やかで洗練されたデザインはとても人気があります。

白地にパンジーやカシス、ぶどうやりんご等、花やフルーツが大胆に描かれた模様が印象的です。色展開はブルーとイエローのビビットな組み合わせの「カラー」、モノトーンの「ブラック」、くすみ紫が大人っぽい「パープル」の3種類です。

私はブラックで統一して集めています。北欧デザインでありながらシックな雰囲気にも良く合います。ブラックパラティッシ、通称「ブラパラ」は、世界中に愛好者がいる人気シリーズです。

オーバルプレートは大皿料理やパーティーの時にぴったり。マグカップも可愛くてお気に入りです。ARABIAのマグは350mlなので、ドリンクをたっぷり注ぎたい人におすすめですよ。

存在感のある柄なので1つ取り入れるだけでテーブルコーディネートの主役になります。ティーマやカステヘルミ等、シンプルなデザインのiittalaシリーズと合わせても魅力が増します。

ビタミンカラーで食卓を明るく、「スンヌンタイ」

フィンランド語で「日曜日」を意味する「スンヌンタイ」。パラティッシの誕生50周年の記念として、2019年に復刻しました。名前の通り休日に使いたくなる、明るくパッと花が咲いたようなデザインが魅力のシリーズです。とても人気がありますが、実は制作期間は1971年から1974年の3年間のみです。

レトロさとモダンな雰囲気を兼ね備え、使う人の気分を明るくしてくれます。イエローとライトグリーンの2色展開です。

私が持っているのはマグカップ。写真のようにスンヌンタイとティーマハニーの色合わせもおすすめです。いずれは同柄のプレートもお迎えしたいなと思っています。
マグカップだと花柄の模様が少し分かりにくいですが、プレートだとインパクトのある花柄が全面に出てとても可愛いです。

新作も続々登場。目が離せないiittala&ARABIA

2024年の3月には、遊び心溢れるバイカラーが特徴でクリエイティブ・ディレクター ヤンニ・ヴェプサライネンのディレクションによる初のコレクション「プレイ」が登場。また、ARABIA「ルノ」からは夏の陽射しを浴びて色とりどりに輝く植物が美しい「サマーレイ」が復刻するなど、今後の動向からも目が離せません。

iittala やARABIAは素敵なデザインが多く、シリーズで揃えたくなる魅力があります。長く使えて、一生物の食器になるでしょう。みなさんもぜひ、お気に入りの食器を見つけてくださいね。

※ルノのサマーレイは不定期生産のスペシャルプロダクトのため、次回の製造予定は未定。

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田宮有莉

東京都在住/年子2児の母/ライター・監修ライター 北欧ナチュラルな家で暮らす/インテリア雑貨・ファッション好き 得意な執筆ジャンル:インテリア・住宅・不動産・家づくり・金融・ライフスタイル ⭐︎Instagramもぜひフォローしてください⭐︎

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