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デザインも機能性も◎ NIKKOのソーシャルグッドなマグカップ

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NIKKOの#Single use Planet cup マグカップ

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楽しいおとなになるために

八重樫 紘子

マグカップって、すでに持っていてもなぜか集めたくなってしまう食器のひとつだと感じているのは、きっと私だけではないはず。

使い続けているものがすでにあったとしても、好みのものを見つけたら「日によって使い分けたらいいよね」などと理由をつけて、つい買いたくなってしまう魅力があるように思います。

みなさんはマグカップを選ぶ時、どんなポイントで選びますか?
デザイン、丈夫さ、食洗機や電子レンジでも使えるような機能性?どれも兼ね備えていてほしいのが正直なところ。

今日はデザイン性も機能性も、そして地球環境にもワンアクションできる、NIKKOの#Single use Planet cupをご紹介します。

プラスチックカップのようで、気になるデザインの「#Single use Planet cup」

このマグカップ、パッと見た時の印象はまるでオフィスなどで使われる使い捨てカップのよう。
でも実は、すべて陶磁器でできているんです。しかも、軽くて割れにくく長持ちするといわれるファインボーンチャイナの陶磁器。

NIKKOの#Single use Planet cup マグカップ

私の家にはサンドベージュとサーモンピンクの2つのカラーの#Single use Planet cupがありますが、カラー展開は全部で6色。くすみカラーやベーシックなモノトーンカラーなので、どのようなインテリア・テーブルウェアにもマッチしそう。色を選ぶのも楽しいですよね。

デザインだけでなく機能性も◎

さらに、使い捨てカップを模した形のいいところは、スタッキングが可能ということ。食器が増えると収納に困りがちですが、重ねられるとすっきり収納できます。
収納時の重さを考慮して、3段までがおすすめとのこと。

NIKKOの#Single use Planet cup マグカップ

容量は、満水時で約220cc入ります。程よく入れると180ccくらいになるので、温かい飲み物は冷め切らないうちに飲み切れそうなサイズ感です。
電子レンジも食洗機もOKというのも、生活に馴染みやすくなるのでうれしいポイントですね。

「#Single use Planet cup」が使い捨てプラスチックカップを形取っている理由

実は、プラスチックカップを模したこの形にも、込められた想いがあるのだそう。

プラスチックは今や私たちの生活に欠かせないものになっていますが、一方でその原料となる石油資源はとても貴重なものになっています。その貴重な資源から作られたプラスチック製品も、一度使っただけで捨てられていくものは数多くあるのが現状。

「使い捨てではなく、繰り返し使えるものを」という想いから、昔からビジネスシーンで使われている使い捨てカップを模したマグカップを、割れにくいファインボーンチャイナの陶磁器でつくったのだとか。

地球環境保護への意志が表された製品でもあるのです。

NIKKOの#Single use Planet cup マグカップ

日常使いに◎なテーブルウェア素材 |ファインボーンチャイナとは?

ここまで何度かお伝えしてきた「ファインボーンチャイナ」ですが、一体どんな特長があるのでしょうか?

ファインボーンチャイナは、陶土、陶石、骨灰(動物の骨)、またはこの3つの組み合わせのいずれかを磁器土と合わせてやや低めの温度で焼く、という工程を経て作られる陶磁器です。
焼きあがると、乳白色で半透明に近い色になります。

また、さまざまな種類の磁器や陶磁器の中でも特に丈夫な素材だというところは、大きな特長です。
日常生活の中で使う上で丈夫で割れにくいというのは、とっても重要ですよね。

お手入れはどうしたらいいの?ファインボーンチャイナ製品の扱い方

長く使えるとなれば、気になってくるのがファインボーンチャイナ製品のお手入れの仕方。NIKKO公式サイト内の「食器のお手入れ」で紹介されていました。

NIKKOの#Single use Planet cup マグカップ

 普段の洗い方のポイント

①使用後は早めに洗う
②硬い素材のスポンジは使わない
③洗った後はしっかり乾かす

シミがついてしまったら

①メラミンスポンジでやさしくこすって汚れを落とす

②液体のクリームクレンザーでやさしくこすって(ラップに付けてこする)汚れを落とす
※炭酸カルシウムの研磨剤を使っている商品がおすすめ
例:ユニリーバ社のクリームクレンザー ジフ、KAO社のクリームクレンザー ホーミングなど

メラミンスポンジも使っていいということが、個人的には驚きでした。
ただ、メラミンスポンジやクリームクレンザーを使用する際には、食器に傷がつかないよう少量で目立たないところから試してみてください。

薄さと白さを誇るNIKKOのファインボーンチャイナ

ファインボーンチャイナを使用した器づくりは、NIKKOでは1978年から始まっているのだそうです。

NIKKO製品ならではの特長は、「薄さ」と「白さ」。原料の配合を研究することで、石川県の工場から世界一とも言われる純白のファインボーンチャイナがつくりだされています。

NIKKO製品はホテルやレストランなど、プロの現場でも愛用されるテーブルウエアを多数生み出していますが、この技術力も愛用され続ける理由のひとつなのかもしれません。

NIKKOの#Single use Planet cup マグカップ

たしかにこの#Single use Planet cupも、持ってみると本当に軽いんです。
我が家では子どもも3歳頃からこのカップで飲み物を飲んでいるので、この薄さのおかげで子どもでも持てるほどの軽さが実現しているんですね。

NIKKOの環境・社会問題への姿勢に共鳴して生まれるコラボレーション

さらに、オリジナル商品の展開だけではなく、ソーシャルグッドな取り組みをしているさまざまな企業やアーティストとのコラボレーションもしているとのこと。

2025年7月現在は、福祉施設に所属する作家と共に、新たな文化の創造を目指すアートライフブランド「ヘラルボニー」とコラボレーションした商品も販売されています。

ヘラルボニーと言えば、2025年6月に世界最大級のクリエイティブの祭典と言われるカンヌライオンズでグラス部門を受賞して一躍話題になりました。
グラス部門とは、「ジェンダー、障害、人種などに対するあらゆる偏見を打破する活動が評価されたブランドに贈られる賞。

まさに、ソーシャルグッドな取り組みをしている企業とのコラボレーションと言えそうです。

このような活動を通して、共鳴する仲間たちと一つのムーヴメントを作っていきたいというNIKKOの想いが込められているのだとか。
これからも、さまざまなコラボレーションによって、定番商品とはまた違う魅力の商品が生まれていきそうです。

NIKKOの#Single use Planet cup マグカップ

売上の一部は社会に還元

そして、このような取り組みをしているこのカップの売上の一部は、寄付に当てられているそう。

寄付先は、海洋プラスチックごみ問題に取り組むNPO法人「UMINARI」やアフリカで雇用・教育・健康を軸として活動している認定特定非営利活動法人「CLOUDY」。

地球上に存在するさまざまな問題に連帯しよう、というブランドとしての意志が感じられるように思います。

問題があることはわかっていても、具体的にどうアクションを取っていいのかわからず、結局なにもせずに時間だけが過ぎていってしまう……ということは、ままあることではないでしょうか。

でも、このカップを購入することがアクションになるということは、どう行動したらいいかわからない時のひとつの選択肢になり得るのでは、と感じます。

NIKKOの#Single use Planet cup マグカップ

暮らしにサスティナブルな選択を

NIKKOの#Single use Planet cupについて、デザインや機能性にはじまり、社会問題に対するアクションまでお伝えしてきました。

もちろんデザイン性や機能性の好みだけで選ぶのも選択肢の一つです。好きなものを取り入れるだけで、暮らしがパッと明るくなる感じがして小さな楽しみができますよね。

それに加えて、もしご自身の関心とも繋がる部分があれば、このような地球環境や社会問題にワンアクション取れる商品を選ぶことも、一つの選択にしてみてはいかがでしょうか。

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八重樫 紘子

夫・こどもと3人暮らし。川崎市在住。自宅で商品撮影。毎日写真や動画を撮っています。クラフトビール・読書・刺繍・アートが好き。

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