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育てやすくて初心者におすすめ、手軽に始める小型観葉植物

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# エディターのおすすめ記事 # 観葉植物

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育てやすくて初心者におすすめの小型観葉植物

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子供がいても脱生活感な暮らし

田宮有莉

お部屋にある、ちょっとした空きスペース。小さな観葉植物を置いて、暮らしに彩りを与えてみませんか?飾り棚、キッチンカウンター、本棚やデスクの上など……。インテリアグリーンを置くことで、空間にメリハリが生まれるのはもちろん、緑色を見ることで、目の疲れを軽減する効果を期待できるとも言われています。

忙しい生活を送る中でも、植物を見ると不思議と心が落ち着き、安らかな気持ちになりますよ。
今回は初心者でも育てやすい、小型観葉植物の魅力を紹介します。

観葉植物初心者。まずは小さい植物から始めると良い理由

観葉植物には数多くの品種があり、大きさや成長速度も様々です。「観葉植物を育てたいけれど、どれを選べば良いかわからない……。」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

  • 鉢の直径が9~12㎝程度(3、4号)の小型植物を選ぶこと
  • 丈夫で育てやすい品種を選ぶこと

この2つを意識して、お迎えする植物を選ぶと失敗が少ないと思います。
私自身、現在自宅で10種類ほどのインテリアグリーンを育てていますが、一番初めに育てたのは手のひらサイズの植物でした。

小さめであれば、比較的お手頃な値段で購入することができますし、水やりの量もコントロールしやすく、育てるのが簡単です。

また、土の代わりにハイドロボールという石を使って植物を育てるハイドロカルチャー(水耕栽培)も、小型観葉植物ならではの楽しみ方。虫が湧くリスク軽減にも繋がりますよ。

おすすめ小型観葉植物① ガジュマルの育て方と難易度

育てやすくて初心者におすすめの小型観葉植物

難易度★☆☆☆☆
生長の速さ★★★☆☆
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

ガジュマルは、クワ科イチジク属の植物です。まるで足が生えているような形の個性的な幹が特徴で、「精霊が宿る木」とも言われています。神秘的なビジュアルや少しぽってりした肉厚で艶のある葉が魅力的。とても丈夫なので初心者にも優しいです。

ガジュマルの水やりのポイント

春から秋にかけては、土が乾いたタイミングでたっぷり水やりします。冬は頻度を控えめに。
ガジュマルは幹や根に水分を溜めておくことができるので、乾燥に強いです。水のあげすぎは根腐れの原因になるので注意しましょう。

私もハイドロボールでかれこれ10年ほど育てていますが、水やりの頻度は1週間に1度程度です。頻度も量も適当ですし、肥料もほとんどあげていませんが、問題なく育っています。

ガジュマルの置き場所のポイント

耐陰性が強いので、日陰でも栽培可能ですが、日当たりの良い場所に置くと元気に育ちます。室内の明るい場所や窓辺で育てるのがおすすめです。もし日陰に置く場合は、定期的に日光浴させてあげましょう。日照不足になると葉の色が黄色くなり、落葉してしまいます。

ガジュマルを育てる上での注意点

生長速度が速いので、大きくしたくない方は定期的な剪定が必要です。成長点と呼ばれる、節の途中の膨らみのある場所を残すよう意識しましょう。小型植物なら枝が細いのでカットも簡単です。

切った枝先から樹液が垂れてくるようであればティッシュなどで切り口をおさえて、傷口はアルミホイル(もしくは癒合材)で保護しましょう。
我が家のガジュマルも2、3年に一度定期的に剪定しています。

癒合剤「カルスメイト」

私は「カルスメイト」という商品を使っています。切り口に少量塗ると、傷口が保護できて安心です。カインズホームなど、ホームセンターの園芸用品コーナーで入手可能です。

カインズオンラインショップ カルスメイト

ちなみに、ガジュマルの葉には犬猫に対する毒性がないので、犬や猫を飼っている人でも安心して室内に置くことができます。しかし、茎を切った時に出る樹液が猫に触れると、稀にアレルギー症状を起こすことがあるので、剪定直後は少し注意が必要です。

おすすめ小型観葉植物② ポトス エンジョイの育て方と難易度

育てやすくて初心者におすすめの小型観葉植物

難易度★★☆☆☆
生長の速さ★★☆☆☆
耐寒性 弱い
耐暑性 強い

サトイモ科のつる性植物、ポトス。その中で「最も美しいポトス」とも言われている「ポトス エンジョイ」という班(模様)入りの品種をご存知でしょうか。

ポトスといえば、丈夫で手軽に育てられるメリットがある一方、伸びるのが早いのでお手入れが大変というイメージも……。しかし、ポトス エンジョイは他の品種より成長速度が遅いので、コンパクトな樹形のまま育てることが可能です。

私も、育て始めてから2年ほど経ちますが、買った時の形をほぼそのまま維持できています。
班の入り方が上品でとても可愛いのでおすすめです。

育てやすくて初心者におすすめの小型観葉植物

ポトス エンジョイの水やりのポイント

土が完全に乾燥したら、鉢底から水が溢れるまでたっぷり与えましょう。ポトス エンジョイは乾燥に強いため、土が乾く前に水をあげてしまうと根腐れの原因になります。特に冬は頻度控えめでOKです。

ポトス エンジョイの置き場所のポイント

日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。暑さには強いですが、寒さにはやや弱いので、室温5度以下にならないよう注意が必要です。冬は窓から離して置くことをおすすめします。夏場、気温が20度を超えると活発に成長しますよ。

ポトス エンジョイを育てる上での注意点

基本的にとても丈夫で生命力の強い品種ですが、日光不足や過度な水やりにより、葉が黄色くなることがあるので注意しましょう。

また、ポトスの葉や茎にはシュウ酸カルシウムが含まれており、犬や猫が口に入れると、かぶれたり、嘔吐下痢を引き起こすことがあります。

おすすめ小型観葉植物③ サンスベリアの育て方と難易度

難易度★☆☆☆☆
生長の速さ★★★☆☆
耐寒性 弱い
耐暑性 強い

多肉質の細長い葉が特徴のサンスベリア。観葉植物の中で最も空気清浄効果が高いと言われており人気があります。
個人的には管理が楽で、育てるのが最も簡単なのはサンスベリアだと思っています。

サンスベリアの水やりのポイント

水やりはほぼ不要です。春から秋にかけては2、3週に1回程度の頻度で良く、冬季はそれすら必要ありません。根が水をあまり吸わない性質のため、水やりは控えめで大丈夫です。これが、個人的に管理が楽だと思う理由の1つです。
最初は「本当に月1回の水やりで良いの?」と半信半疑でしたが、水を与えなくても元気に育っています。

サンスベリアの置き場所のポイント

耐陰性があるので置き場所に拘らなくても大丈夫ですが、明るい日陰で、室温は10度以上の環境が望ましいと言われています。
私は寝室の窓辺に置いています。我が家の寝室の窓は北側にあるので、ちょうど良い環境かなと思っています。

直射日光を長時間浴びると葉焼けしてしまうので注意が必要です。

サンスベリアを育てる上での注意点

サンスベリアは、管理があまり必要ないので初心者にも優しい植物です。
水のやりすぎに気をつけていれば問題なく育つと思います。

ですが、生長速度はやや早めで、成長期になると根本から新しい芽が出て葉数が増えていきます。定期的に植え替えや株分けを行うと元気に育ちますよ。
株分けをすれば新しい子株を別の鉢で楽しむことができるので一石二鳥です。簡単なのでぜひトライして増やしてみてください。

コンパクトな観葉植物でおうちに安らぎと彩りを

育てやすくて初心者におすすめの小型観葉植物

「育てやすい」「置き場所に困らない」「置くだけで簡単にインテリアのアクセントになる」など、メリットがたくさんある小型観葉植物。

お気に入りのひと株を見つけて、心地良い空間作りに挑戦してみませんか?

# 観葉植物

この記事を書いた人

子供がいても脱生活感な暮らし

田宮有莉

東京都在住/年子2児の母/ライター・監修ライター 北欧ナチュラルな家で暮らす/インテリア雑貨・ファッション好き 得意な執筆ジャンル:インテリア・住宅・不動産・家づくり・金融・ライフスタイル ⭐︎Instagramもぜひフォローしてください⭐︎

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