あかりをスタイリング|DI CLASSEのショールームで、照明による癒しの空間を体験
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子供がいても脱生活感な暮らし
田宮有莉
お部屋の印象を大きく変える照明器具。インテリア好きとしては特にこだわって選びたいポイントだと思います。
家づくりで照明計画中の方や、おうちの模様替えを検討している方にぜひ足を運んでほしい場所が、照明メーカー「DI CLASSE(ディクラッセ)」のショールーム「lux di classe(ルクス ディクラッセ)」です。空間の顔となる美しいあかりがたくさん揃っており、住環境への理想的な照明の取り入れ方を実際に体験することができます。
実際に田宮が訪問し、ライティングギャラリー&ショップの魅力をたっぷり取材してきたので詳しくレポートしていきたいと思います。
DI CLASSE(ディクラッセ)とはどんな照明メーカー?
DI CLASSEは、「あかりに、想いを描く。」 というブランドコンセプトのもと、暖色系のやさしい「あかり」を暮らしに取り入れることを目指して数々の照明器具をデザインしているメーカーです。1965年にDI CLASSEの前身となる遠藤金属工業を創業。その後、1992年に「ディクラッセ」として照明器具の販売を開始しました。光と影の陰影や余白を楽しむことができる美しい照明は、長年にわたり多くのファンに愛されています。
完全予約制のショールーム・lux di classe(ルクス ディクラッセ)

lux di classe(ルクス ディクラッセ)は東京都台東区にあるDI CLASSEのショールームで、日比谷線入谷駅から徒歩5分、JR山手線・京浜東北線 鶯谷駅から徒歩12分の場所に施設を構えています。

原則、1枠1組の完全予約制で、以下の時間で予約を受付しています。
- 月曜のみ:13:00~18:00
- 火~金:11:00~18:00
- 土日:11:00~18:00 (月に1日ずつ予約受付)
※半年に1回ほどの頻度で予約不要で来店できる「フリーオープンデー」を設けています。
扉を開けると、そこには美しい照明の世界が。

入口の扉を開けると、たくさんの美しい照明が目に飛び込んできます。1階はターコイズブルーを基調とした素敵な空間のショールーム。代表取締役兼デザイナー・遠藤道明氏のこだわりで、壁紙や空調器具をすべて同色でデザインしたのだそう。
DI CLASSEの照明は、生活スタイルに合わせてペンダントライト・フロアランプ・テーブルランプなどを組み合わせて採用する「適材適所な照明術」を前提につくられているので、1灯ごとの明るさは一般的なシーリングライトよりやや暗めという特徴があります。

寝室の照明選びひとつにしても、「天井にはペンダントライトを、ベッドの横には少し存在感のあるフロアライト、もしくは調光機能付きのテーブルランプを」というように、自宅のどこにどんなアイテムを置きたいか、好みのインテリアのテイストに合わせて想像したくなります。
天井に吊るすタイプの照明はすべて一般的な住宅照明である引掛けシーリングや埋め込みローゼットに対応しており、後付け可能という点も嬉しいポイントです。

また、壁や床に映る陰影がとても美しいのも魅力のひとつ。ライトが織りなす光と影のコントラストにも注目すると、照明選びの楽しさが増すはずです。
2階のフィッティングルームで自分好みの照明に出逢う


lux di classeの外階段から2階に上がると、1階のショールームとは雰囲気の異なるモデルルームのような空間が出迎えてくれます。テーブルやベッド、ソファなどの家具も実際に置いてあるので、自宅に飾ったときと近い環境であかりの雰囲気やサイズ感などを、よりリアルに感じることができます。

2階に備えたエリアで、「Fitting room」はぜひ試していただきたい体験スポット。洋服を買う時に試着ができるように、気になる照明を実際に取り付けて試す「照明の試着場」です。
ほかに照明器具がない暗い場所でDI CLASSEののあかりを点灯すると、どんな明るさや雰囲気になるのか体感できるので、自宅に設置したときのイメージを掴むことが可能です。

たとえば1階のショールームで見た「Foresti grande pendant lamp」も、「Fitting room」に設置してみると全く異なる輝きや陰影を発見できました。


一般的なショールームの場合は、たくさんの照明が同じ空間に吊るされているので自宅に置いたときの雰囲気を想像しづらいこともありますよね。
「気になる照明を実際に設置して明るさを確認してもらうことで、イメージとのギャップを少なくしたい」という想いで「Fitting room」を作ったとのこと。とても素敵な空間だと思いました。

2階の一角では、廃番となった製品や展示品を集めたプロジェクト「lux non standard」の展示も行っています。撮影などで使用したサンプル品や箱潰れで出荷が難しくなってしまった規格外品を特別価格で販売していることも。
捨てられてしまう製品をもう一度輝かせたいというDI CLASSEの想いが込められた取り組みで、運が良ければ掘り出し物に出会うことができるかもしれません。
3つのデザインテイストを軸にした照明ラインナップから、実際に見て素敵だったおすすめを紹介

DI CLASSEには1灯で主役級の存在感がある素敵な照明器具が多数!インテリアのイメージごとに「Nature」「Noble」「Barocco」の3つのテイストに分けてデザインやカラーリングなどを決めているそう。それぞれの違いは以下のとおりです。
| テイスト | デザインの特徴 |
| Nature | 自然素材のモチーフをテーマに、空間のなかに自然を感じることができるデザイン |
| Noble | 北欧ナチュラルをイメージした空間に調和するデザイン |
| Barocco | インダストリアルでビンテージな素材感を愛する人のためのデザイン |
取材中にたくさんのラインナップを紹介いただいた中で、特に印象的だと感じたアイテムをピックアップしました。
DI CLASSEの象徴、Foresti(フォレスティ)・Orland(オーランド)

ショールーム内でもひときわ存在感を放っていた、Natureの「Foresti(フォレスティ)」と「Orland(オーランド)」はDI CLASSEの象徴とも言えるグリーンの照明です。あかりを灯したときに壁や床に映る葉っぱの陰影がとても美しく、点灯するとじわっと森のように影が広がります。


比較的コンパクトなサイズの「Foresti pendant lamp」や、「Orland-big pendant lamp」は家庭で使うのにぴったり。ショールームには置き型のテーブルランプも展示されていました。

照明器具でありながらインテリアグリーンにもなるデザイン性の高さがとても素敵ですよね。
存在感のある「Foresti grande pendant lamp」はリゾートマンションやホテル・商業施設のエントランスなどに卸すことも多いそうです。
優しいあかりに癒される、Auro(アウロ)

1台でアートのような存在感がある、Natureの「Auro(アウロ)」。木目が美しい「sakura」と「tamo」は、天然木を薄くスライスした突板を2枚サンドして作られています。オレンジがかった温かみのある優しい光が印象的です。


能登半島地震の影響を受けた石川県金沢市の工場で生産された木材を使っており、売り上げの一部は被災地復興支援金として寄付しているそうです。



乳白色の「white」、電球の光が透けて見える「ice」、キラキラと輝く光が美しい「mirror」も、それぞれ個性があって素敵でした。

ショールームには展示がありませんでしたが、栃木県の伝統工芸品である烏山和紙を使った「washi」もラインナップのひとつ。光を灯すと和紙の繊維が透けて、柔らかい表情を生み出します。
うねりのある個性的なフォルムが印象的な照明器具ですが、もともとの形は長い1枚のシート状。届いたシートを自分で組み立てて設置するのも「Auro」ならではの特徴だそうです。
伝統工芸の美しさを体現、OH(オーエイチ)・bobori(ボボリ)

伝統的な日本のモノづくりに敬意を示してデザインされた、Nobleの「OH(オーエイチ)」と「bobori(ボボリ)」のテーブルランプ。
越前和紙を用いた「OH」は繭(まゆ)をモチーフにしたデザインが特徴的で、「bobori」はちょうちん×ポータブルランプという珍しい組み合わせが印象的です。どちらもベースの色を黒にすることで和モダンな仕上がりになっています。


和室との相性の良さはもちろん、寝室や書斎など、落ち着いた空間に合わせても素敵だと思いました。
長年愛される星形ペンダントライト、Etoile®(エトワール)

Baroccoの「Etoile®(エトワール)」はどんなインテリアにも馴染む星形のペンダントランプで、クリアガラスとミルクガラスの2種類から好みの色味を選ぶことができます。小さいサイズの「Etoile® small(エトワール スモール)」はガラスなしの造りです。


どちらも点灯したときに壁面に映る影がとても美しく、神秘的な空間を作り出します。
フレームはゴールドカラーの真鍮なので経年による変化も楽しむことができますよ。(直営店限定で、フレーム部分がホワイトカラーの「shabby white」も扱っています。アンティーク調の上品な風合いはどんなインテリアにも馴染みます。)

星の一部を開けることができるので、電球の交換も簡単です。
カラーごとにデザインのこだわりを感じる、Giormo(ジョルノ)

Nobleの「Giormo(ジョルノ)」シーリング/ペンダントライトはシンプルながら洗練された印象のライト。「warm gray」「black」「leaf」の3タイプから好みのデザインを選ぶことができます。アーティフィシャルグリーンと組み合わせた「leaf」は、天井に葉の影が映ってとても綺麗です。
「Giormo(ジョルノ)」の大きな特徴は、ワイヤーアジャストを指で押し込んで調整することでペンダントライトにもシーリングライトにもなるという可変性です。ワイヤーを長めに伸ばしてダイニング等の上のペンダントライトにするのも良いですし、リビングなど、広く照らしたい空間ではぴったり天井に付けるのも良さそうです。


ちなみに「warm gray」の外装は一色で構成されていますが、「black」はシーリングカップや円盤の一部にアクセントとしてゴールドカラーが入っています。細かい部分のあしらいに違いがあるのもこだわりです。

シーリングカップや円盤の色味にも細かい違いがあります。
魚沼市雇用促進プロジェクトで誕生、Thin kanna 01 (シンカンナ01)

新潟県魚沼市から依頼を受けて誕生した「Thin kanna 01 (シンカンナ01)」は日本らしい和モダンなビジュアルが目を引くペンダントライトです。
豪雪地帯である魚沼市では、冬になると雪の影響で自宅から外に出られなくなってしまうケースも多くあり、外出せずにできる仕事を求める方も少なくありません。 そこでDI CLASSEは「カンナ屑(ひのきチップ)を一つ一つ手でまるめる」という作業を新しい雇用の形として提案することに。


丸めたカンナ屑を、微調整を重ねて貼り合わせて球体の様なデザインに作り上げることで美しい照明が完成します。丸める際のサイズ感などを試行錯誤しながら調整し、DI CLASSEのスタッフが現地の市役所に足を運んで作り方を指導することで現在のかたちになりました。

「Thin kanna 01 (シンカンナ01)」は、一般家庭自宅はもちろん、旅館のエントランスなどに採用されることも多いそうです。
子ども部屋に置きたい、MOOMIN×DI CLASSEコラボレーションシリーズ

ムーミンとのコラボレーションアイテムも見逃せません。
遊び心あるペンダントランプは、ラタンでつくられた”おだんご”が可愛い「リトルミイのおだんご」。赤いリボンは取り外すことができてコード調節にも使えるそうです。

スナフキンの帽子をモチーフにした「スナフキンの忘れもの」は、羽根の部分でスイッチのオンオフ操作ができるようになっています。
どちらも子ども部屋に置きたいデザインだと思いました。


ムーミン80周年を記念してつくられた※ブックランプや、マグカップのような形のポータブルキャンドルランプも素敵です。
※ 80周年記念商品の公式ショップ取り扱いは2月末まで
インパクト大!DI CLASSEの新作、Yunel rope(ユネル ロープ)


ショールームに入ってすぐのところに展示されていたロープ型のペンダントランプ、「Yunel rope(ユネル ロープ)」は、洗練されたインパクトあるデザインが印象的です。取り付けるときにロープの部分をパイプに巻き付けることで自分好みの「うねり」をつくることができる点も「Yunel rope」ならではの魅力!

また、本体の先端に調光できるタッチセンサースイッチが付いているので、リモコンいらずでスマートな光量の調整が可能です。
ちなみに、現在販売されているのはペンラントランプのみですが、なんと2階にはMakuakeにて先行販売予定のフロアランプ展示もありました。



ロープ部分を結んだり、1回転・2回転と巻き付けたり、ペンダントライト以上に自由にアレンジできる作りになっており、1点投入で大きな存在感を出すことができそうです。
既存の流通や卸に頼らず、プロダクトの価値そのものを直接届けられるかを試したいと考え、DI CLASSEの挑戦そのものに共感してくださる方と最初に出会いたいという想いから
クラウドファンディングの実施を決意。
3月4日から応援購入サイト「Makuake」に掲載されるそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
Yunel rope floor lamp のクラウドファンディングページへ
ほかにもユニークで素敵な照明器具がたくさん

前章で紹介したラインナップ以外にもたくさんの素敵な照明器具が展示されていました。




音質が変わり使えなくなったシンバルを照明器具に作り変えた「Cymbal(シンバル)」、あえてサビの色むらを出した「Epaca sabi(エポカ サビ)」などのペンダントランプや、アロマオイル用のガラスプレートが付いたナイトランプ「Uni aroma(ユニアローマ)」など、ユニークなデザインのアイテムも多く、見ていてとてもワクワクします。


屋外用のソーラーライトも素敵なデザインでした。自宅の庭やベランダに置きたくなります。


また、都会のビルに映る夕陽と砂浜に映る夕陽を表現した作品や、さまざまな雲を表現した作品など、インテリアに調和するアートパネルの展示も。代表取締役兼デザイナー・遠藤道明氏がひとつひとつ手書きで仕上げているそうです。
DI CLASSEのショールームで、あかりの奥深さと照明選びの楽しさを再発見

ドラマの美術協力やホテル・商業施設の内装にも使われることが多いDI CLASSEの照明。創業以来、多くのファンに愛されている照明器具の魅力がショールームにたくさん詰まっていました。取材に快く対応してくださったスタッフの方々もとても親切で、個人的にもますますファンになりました。
新居の照明に悩んでいる方や、買い替えを検討している方は、ぜひlux di classeに足を運んでみてください。
この記事を書いた人
子供がいても脱生活感な暮らし
田宮有莉
東京都在住/年子2児の母/ライター・監修ライター 北欧ナチュラルな家で暮らす/インテリア雑貨・ファッション好き 得意な執筆ジャンル:インテリア・住宅・不動産・家づくり・金融・ライフスタイル ⭐︎Instagramもぜひフォローしてください⭐︎