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「私だけ」の特別感|手元にアートを纏う生活のすすめ

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Ikumi Yasuzakiさんのアートリング

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楽しいおとなになるために

八重樫 紘子

みなさん、アートはお好きですか?
なんとなく難しそうで敬遠してしまう、美術館に時々いく、好きなアーティストの作品を家に飾っている……など、アートに対する印象や関わり方は人によって大きく違うもの。

ですが、最近は書店やカフェで個展が開かれていたり、POP UPイベントで作品を展示販売会を行うアーティストがいたりと、生活の中でも目にする機会が増えているように思います。コスパやタイパが求められる時代である一方で、「何に役立つかはっきりとはわからないけれど、心が耕されていくようなもの」としてアートが求められる側面があるのではないでしょうか。

ただ、仮にすてきな作品との出会いがあっても、家の中に飾るスペースがあるかどうかや今のインテリアに馴染むのか、考え出すとなかなか手を出しにくくなってしまうことも。

私自身、アートを生活に取り入れるのは難しいと思っていたのですが、そんな中で出会ったのが「アートリング」でした。

サイズが小さいアクセサリーなら暮らしの中に取り入れやすそう!と思い購入したところ、想像以上に日々大活躍してくれており、しかも気分を高めてくれるアイテムにもなっているんです。

ちなみに、アートって何?というところですが、基本的には「創造的な表現や感情の表出を通じて、美的・精神的な価値を追求する活動や作品」を指すようです。
近いと思われるジャンルとしてハンドメイドがありますが、そちらは主に「ファッション、アクセサリー、生活雑貨など、実用的な目的で用いられるもの」を指すのだとか。

ただ厳密な線引きはしにくく、多くの方に手仕事の作品の魅力をお伝えしたいので、この記事ではアートとハンドメイド、どちらも交えてご紹介していきます。

アートリングってどんなもの?

私が購入したのは、Instagramで見つけたIkumi Yasuzakiさんのアートリングです。

Ikumi Yasuzakiさんのアートリング

目にしたきっかけは、新しいスマホケースを探していたことでした。ちょっと人と違ったものを買いたいと思い、Instagramで検索していた時にたまたま発見。
作品のテイストがとても好きだと感じたのでフォローし、時々販売している作品や活動をチェックしている時に知ったのがIkumi Yasuzakiさんの造るアートリングでした。

Ikumi Yasuzakiさんは、会社員として勤める傍ら副業としてアート制作をしているのだとか。
アクリル絵の具などを使って立体感や奥行き、質感を感じられる抽象画を制作されています。「テクスチャーアート」と呼ばれるジャンルだそうです。

キャンバスに描いたアートも制作されており、こちらもとても素敵なんです。
部屋の中にあったら穏やかな気持ちで過ごせそう。実際、新居用にオーダーされる方もいらっしゃるのだそう。でも今は部屋の中に飾る場所がない……と思った時、アートリングならいつでも身につけられて置き場所にも困らないし、いつでも目に入るのが良いと思い、すぐに購入しました。

作品に加えて惹かれたポイントが「芸術の女神の落とし物が、貴方の背中を押してくれるような存在になりますように。」というメッセージ。

私自身がクリエイターとしてのお仕事を頑張っていこうと立ち上がったタイミングだったこともあり、そのメッセージが励ましてくれそうだと感じたのも、購入の後押しになりました。

Ikumi Yasuzakiさんのアートリング

リングの中の絵の部分がすべて手描きされています。
小さいのに奥行きと拡がりが感じられるような世界観。そして、特定のものを表現したわけではない抽象画で、かつ落ち着いたカラーなので、さまざまなお洋服に合わせやすいことも魅力です。

手元に目を向けるたび、気持ちを上向きにしてくれるリング

私が選んだのは描かれたアートがしっかりと見え、リング自体も少しごろっとしたサイズ感の「large」ですが、よりさりげなくアートが入った「small」やブレスレットなども制作されています。(販売サイトより
モチーフが小さいタイプも、宇宙や空、風を感じられるような色や風合いがとても美しいんです。

外出時はほぼこのリングをつけて出かけているほど、使い心地がよくお気に入りのアイテムになりました。
お気に入りのネイルをしていると指先を見るたびに元気が出るという方がいるように、指輪をつけている手元を見ると、じわっと気持ちが上向きになるように感じます。

Ikumi Yasuzakiさんのアートリング

アーティスト作品の魅力とは?

既製品だって十分すてきですよね。でも既製品ではない、アーティストや作家が制作したものが放つ魅力とは……。それはやはり唯一無二というところにあるのではないでしょうか。

似たようなデザインでも絶対に同じものは存在しないこと、そして一点一点時間をかけて仕上げられていることに、「私だけの」という特別感があります。

そして、作り手の思いや熱量からパワーをもらえたり癒しを感じられることも魅力のひとつです。

「思いや熱量」は簡単に伝えるのが難しい性質のものですが、個々が継続して日々発信できるSNS時代だからこそ受け取ることができるのかもしれません。

また、今回ご紹介しているIkumi Yasuzakiさんは制作過程も発信されています。普段は見ることができない制作の裏側を垣間見ることで、時間がかかっていることや丁寧さ、出来上がっていく過程の美しさを感じることもできます。

さまざまな側面から魅力を感じて購入したアクセサリーには思い入れが生まれ、より大切に長く使いたくなりますね。

Ikumi Yasuzakiさんのアートリング

身近なものにアートを取り入れよう | お気に入りの探し方

アクセサリーに限らず、例えば「ポーチがほしい」「おうちでビールを飲むためのグラスを買いたい」など具体的に探しているカテゴリーがあれば、そのジャンルでアートを取り入れた商品がないか探してみるのも手。探し方の一例をご紹介します。

①SNSの検索タブで探してみる。

「ポーチ 刺繍」や「ポーチ ハンドメイド」など、少しジャンルを絞り込むワードを入れて検索すると見つかりやすくなります。

②ハンドメイドメインのWEBショップで探す。

minneやcreemaなどのハンドメイド専門のWEBショップもおすすめ。このふたつのショップでは、どちらかというとほっこり優しい雰囲気のアイテムが多く揃っている印象があります。

③イラストや写真を用いたアイテムはSUZURIで探す。

クリエイターさんが自身のイラストや写真データをアップロードするだけでグッズを作ることができるサイトです。そのため、SUZURIではTシャツやグラスなど商品の型は決まっています。とはいえ本当に種類が豊富です!

こころを満たしてくれるものを傍に置く、充実感のあるくらし

探し方にもいろいろあって、めんどくさそうだと感じた方もいらっしゃるでしょうか……?

それでも、「まあこれでいいや」と妥協して買ったものより、きちんと自分で探して選んだアイテムに囲まれるとなぜかほっとします。お値段に関わらず、「自分自身が好き・いいと思えるものを選んだ」という充実感が、気持ちにゆとりを与えてくれるのかもしれません。

宝探しを楽しむように、自分が好きだと思えるアートやハンドメイドの作品を生活に取り入れてみませんか?きっと思っている以上に、生活の中に安らぎを生み出すきっかけになりますよ。

Ikumi Yasuzakiさんのアートリング
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八重樫 紘子

夫・こどもと3人暮らし。川崎市在住。自宅で商品撮影。毎日写真や動画を撮っています。クラフトビール・読書・刺繍・アートが好き。

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